今年度 新規「構造組立初級スキルアップ研修(5日)」が、2月3日から受講者4名で開催されました。入社3年~4年の航空機組立技能者を対象とし、「自身1人で作業ができる力」、「人(部下・後輩)に作業を教えられる力」を特化としたプログラムで実施しました。主に「図面の見方」を重点的に行い「航空機特有の図面」を理解して頂く。また、作業分解(手順)書を自身で作成、人に作業指示ができる人材を育成する事を目的としました。受講条件は、「構造組立初級1.2」を受講して確認試験に合格した方、または前述の条件を満たす技能を有し、作業分解(手順)書を作成した経験がある若しくは今後作成する予定がある方を対象としました。
 
 

初日から2日間の座学では、安全教育から始まり「図面の見方」及び穴明け作業に関する項目に重点を置いた講義でした。
 
 

3日目からの実技は、ペン立て製作により本研修の目的に取り組んで頂きました。先ずは、作業前の工具点検や危険予知活動を行いました。安全第一!
 
 

ペン立て製作の図面を理解し、作業と同時進行で、「作業分解書」には作業手順・作業工程の急所や理由を箇条書きで分かり易く記入をします。
 
 
 

ペン立てが完成しました。材料の角はヤスリで削られ滑らかな仕上がりとなりました。最終日、受講生全員で作業分解書記入について、知識を補うディスカッション、モチベーションも上がり内容の濃い研修となったのではないでしょうか。